手術・レーザー手術

operation

レーザー手術は身体への負担が少なく、安全に手術を行うことができるのが特長です。
当院では 2010年より様々な治療にレーザーを取り入れてきました。
沢山の症例で得た経験とノウハウをいかし、安全、かつ的確な治療をしております。
レーザー治療手術をお考えの方は是非一度ご相談下さい。
※尚、避妊・去勢手術及び子宮蓄膿症手術はレーザーでの手術は行っておりません。

レーザーによる手術を勧める理由

動物と人間とでは感じる痛みが異なると言われていますが、程度の差こそあれ、病気やケガなどに対して痛みや苦しみを感じるのは人間と同じです。レーザーを使うことで、切開が必要な症例に対して出血・痛みの少ない手術が行えます。
また、術後の痛み・痒みの緩和や傷口の治癒促進、細胞の活性化、血行改善など様々な効果が期待できます。

主な手術とレーザー手術

避妊・去勢手術

避妊手術・去勢手術は全身麻酔で行い、オスの場合は精巣、メスの場合は卵巣と子宮を取り除く手術です。オスの去勢手術は精巣腫瘍・前立腺肥大症・会陰ヘルニア・肛門周囲腺腫、メスの避妊手術は乳腺癌・子宮蓄膿症・子宮ガン・子宮内膜炎など、比較的発症率が高い病気の予防になります。

子宮蓄膿症

子宮内に細菌感染がおこり、膿が貯留してしまう病気です。中~高年に多発しますが、若齢で発症してしまう場合もあります。
重症化して命に関わる事もある、非常に怖い病気ですので予防(避妊手術)や早期発見が大切です。

局所麻酔乳腺腫瘍摘出手術

レーザーによる局所麻酔乳腺切除は、全身麻酔での全摘が不可能な高齢のワンちゃんや、持病があるワンちゃんに適しています。
痛みも少なく日帰りで行えます。
(腫瘍の大きさや状態によっては、局所麻酔で出来ないケースもあります。)

局所麻酔腫瘤蒸散切除

体表上のイボ(腫瘤)の蒸散切除は殆どの場合、局所麻酔にて短時間で処置が可能です。高齢のワンちゃんや全身麻酔のリスクがあるワンちゃんに対し、体の負担が少ない治療です。イボ(腫瘤)の大きさによっては複数回に分けて、治療を行うことがあります。

避妊・去勢手術について

避妊・去勢手術は妊娠させない為だけではなく、病気を予防する為にはとても大切な手術です。
望まない子を作らないこと、病気を予防し、長生きさせてあげることは飼い主様の大事な役目です。
避妊・去勢手術は、おおよそ生後6ヶ月位から実施可能です。交配の予定がないのであれば、早期の手術をお薦め致します。

去勢手術

2つある精巣(睾丸)を摘出する手術です。
ただし、停留精巣の場合、開腹手術が必要となる場合もあります。

※停留精巣
精巣(睾丸)が陰嚢内に存在せず、腹腔内や鼠径部(股のあたり)にある状態です。停留精巣の場合、去勢手術の方法が通常とは異なります。腹腔内に存在する停留精巣では、開腹手術によって精巣を摘出します。

去勢手術によって予防できる病気

精巣の腫瘍

前立腺肥大

前立腺炎・前立腺ガン

会陰ヘルニア

肛門周囲腺腫

・・・など

避妊手術

開腹手術により子宮と卵巣を摘出する手術です。手術することによって、生理(発情)がなくなり、子供を作ることができなくなります。

避妊手術によって予防できる病気

卵巣腫瘍

子宮蓄膿症

膣脱

乳腺腫瘍

・・・など

手術までの流れ

事前の診察

ワンちゃんネコちゃんの状態、体調を獣医師が診察します。

術前検査

血液検査などの術前検査をお薦めしています。

手術当日

前日より絶食、当日より絶水していただくようお願い致します。

麻酔前投与

静脈点滴や麻酔前投与を行います。

手術

酸素吸入とともに注射麻酔をし、吸入麻酔により麻酔を維持し、手術を実施します。

術後管理

麻酔から覚醒後、入院室へ移動し、経過観察を致します。

退院

猫の去勢手術は日帰り、犬猫の避妊手術と犬の去勢手術は一泊二日で退院します。

抜糸

約10日後に抜糸します。
※猫の去勢手術の場合のみ、抜糸は必要ありません。

猫の避妊・去勢手術の助成金について
猫の避妊・去勢手術の
助成金について

川崎市では、不幸な猫を増やさない為に、猫の避妊・去勢手術費用の一部を助成しています。
川崎市(川崎市在住の方)と川崎市獣医師会からの助成金は下記の通りです。

  • メス猫(川崎市3000円と獣医師会3000円の合計6000円)
  • オス猫(川崎市2000円と獣医師会2000円の合計4000円)

※補助金の支給は、当該年度の予算の範囲内で先着順に交付します。

実績

2010年から治療にレーザーを取り入れ、数々の症例をレーザー手術にて施術しています。
また、2023年にプラズマ治療器を導入し今まで以上によい治療がおこなえています。
ウチダ動物病院での手術実績の一部をご紹介致します。

局所麻酔腫瘍蒸散

術前

尾にできた約1.0cmの脂肪腫です。そのまま大きくなると脂肪腫を気にして自分で噛んだりした傷からの感染症によりさらに大きな手術が必要になる場合があります。

術後

およそ1ヶ月できれいになり、3ヶ月ほどで毛もフサフサになりました。

局所麻酔腫瘍蒸散

術前

眼瞼直下にできた約1.5cmの腫瘤です。

術後

およそ1ヶ月ですっかりきれいになりました。

腫瘤切除手術

術前

左前肢の肘部にできた約1.0cmの腫瘤です。

術後

およそ2週間後、傷口もきれいになりました。

乳腺腫瘍摘出術

術前

飼い主様が全身麻酔での施術を望まれなかったので、局所麻酔レーザー切除で小さいうちに取りました。

術後

日帰り手術でワンちゃんも元気に帰宅しました。

術前

およそ4.0cm、2.0cmの乳腺腫瘍です。高齢で持病があった為、全摘出はせずにレーザーで局所の手術をしました。

術後

ワンちゃんへの負担も少なくすみ、日帰り手術となりました。全摘出できなかったので今後も経過を見ていく必要があります。

プラズマ治療器施術

術前

酷い皮膚病でした。常に痒そうでした。

術後

3か月後には毛も生えてきて、痒がらなくなりました。

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